革とアルミが融合したバックがミラノ展示会で大評判そのアイデアは民商仲間の交流から生まれた
K会長は渋谷民商第2回理事会(10/17)で次のようにあいさつしました。
「みんなさん、景気はどうですか。先日のテレビ報道で、今年度前半の企業倒産は、昨年を25%も上まわっているとききました。大企業はここ数年史上最高の収益を上げていますが、労働者の賃金は低く押さえられたまま、逆に住民税は上がり、関連して保育園料や、公営住宅の家賃は値上がり、国保や介護保険料のアップなどで、可処分所得は落ち込むばかりです。労働者の1/3が非正規社員で、その45%が年収200万円以下という時代です。街場の景気が良くなるはずがありません。お金がまわってこないのですから。
国民生活を無視し逆立ちした自・公政治に対し、私たちはこの夏の参議院選挙で、弱いものいじめの政治をやめろと、審判を下しました。みんなが立ち上がり、はっきり意思表示すれば、政治は確実に動いていくということを実感いたします。
私は9月に全商連の全国的な活動である全国中小業者交流集会に参加させていただきました。クローバル化の中で中国などアジア諸国の安価な商品に押され、地場産業である皮革製造、プラスチック加工等が壊滅的な打撃をうけている大阪。その生野区の方々の報告は勇気を与えるものでした。
上海の製造工場を訪問し中国商品の実態調査をしたところ訓練された労働者が月1万円の給料で雇用され、製品の品質管理も日本人の指導を受け完全にこなしていて、生野の業者が製品のできあがりに舌を巻いてしまいました。これでは競争にならない、安い商品を大量に生産する仕事ではもう太刀打ちが出来ないことを自覚したそうです。
事業者はそれであきらめる訳にはいかない。今度はイタリアのミラノに飛び高級品(ブランドもの)はどうかと調査を行い、現地の小規模経営者との交流も行いました。懇談では『自分たちは仕事をするときクリエイティブ(創造活動)に80%を費やし、作業に費やす時間は20%である』この教訓を胸に、生野の業者グループは5年がかりで新商品を開発し、ミラノの展示会で評判を得ることに成功しました。
それを可能にしたのは異業種の集まりである民商の会員仲間の様々な角度からの意見の交流でした。カバン製造業者だけでなく金属加工業者やその他の業種の方々の意見を聞く中で、革とアルミのコラボ(融合)による新しいスタイルのカバンを作り上げることが出来たということです。私たちが民商に集うとき、異業種交流による新たなエネルギーを発見し、それぞれが汲み取っていくことの重要性を改めて認識しました。それは旺盛な班・支部活動であろうと思いました。
先週8年ぶりに行われた全国会長会議では、組織問題がどうしても中心的な課題となってしまいます。今全国の中小零細業者はアジア諸国との競争や、大企業による市場の強奪などにより業者数は右肩下がりで減少しており、全商連も会員の減少が続いています。いずこの民商でも会員拡大には大変な苦労があります。一方、個々の業者にとっては、自分の営業を守っていくだけで必死であり、会員も民商活動に参加するところまで行ききれないというのが本音のようです。しかし、グローバル化の名の元に弱いものいじめが横行する時代に、業者にとって消費税、住民税、国保、後期高齢者医療制度などその中身を知り、権利擁護のためのたたかいを地域行政や国に対し行っていくことは重要な課題です。
浦和民商の報告は大変参考になりました。①パソコン教室、②共済の検診活動、③国保減免や生活融資など社会保障を守る活動、④ハイキング・カラオケ・忘年会・囲碁将棋など楽しい交流会、⑤老壮青の役員配置、⑥全会員活動による班・支部会などです。基本的ことを着実にこなしていくことにつきる改めて認識しました。
最近の渋谷の明るいニュースは、入会者がデザイナー、編集者、パーサーなどニュービジネスの方の入会です。渋谷ではビルのなかで仕事をしている方が大勢います。この方々の中にいかにして私たちの存在を伝えていくかが課題です」
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